はじめて絵を買ってしまいました。
それもギャラリーではなく、古書店で。


その"出会い"(前編)と、作者の広瀬さんから伺ったお話(後編)をご紹介します。

広瀬良二作品展「隙間が育ったので」カタログ(アルスクモノイ発行)。コラージュ作品では「街中や住宅街にある空き地を見たとき」のような「何も無い間を創ることで表現しようと試みている」のだそう(同カタログ内、作家ご本人による説明文より)。


4月某日、用事のため神楽坂にある古書店「アルスクモノイ」さんの前を通りかかると、個展開催中との案内が出ていました。


何度か来たことのあるお店でしたが、個展をやっているのを見たのは初めて。それが広瀬良二作品展「隙間が育ったので」(2021年4月14日(水)~5月9日(日))でした。
控えめなサイズのポスターながら、一目見て「これは好きな感じがする」と思い店内に入ってみると、その直感は当たっていました。

店内に並ぶ古書に馴染むように展示された作品群は、古い紙へのコラージュが中心。

モノトーンをベースに、色が使われている作品もあります。手ざわりを感じる筆致や、色たちがグラデーションになっている佇まいに特に惹きつけられました。

作品リストを見てみると、色の部分にはクレヨンが使われているものが多くて驚きました。クレヨンで、このような絶妙な色の表現ができるとは。

中でも、墨のような黒から淡い水色へのグラデーションに心を掴まれます。無機質な中に不思議と生命力を感じるような、なんだか宇宙的なものを連想しました。

作品リストを見ると、思いがけず”買おうと思えば買える”値段。アート作品を家に飾りたいと思いつつ機会がなかった私には「これは出会いではないか」と思えました。1点選ぶなら、どれにしようか。惹かれるものはいくつもあり、悩み始めました。

「ここへは、たまたま立ち寄られたんですか?」

しばらくすると、声をかけてくださる方がいらっしゃいました。

後編(ミニ・インタビュー編)へ続きます。

https://room.mi-mollet.com/blogs/f82c67e0c8f9


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〔広瀬良二プロフィール〕
90年代、東京渋谷でusedの家具・インテリアの店Out Of Styleを経営。
古道具素材の鉄や気を使った照明オブジェをつくり始め、その後立体、平面作品を制作。
Instagram:
https://www.instagram.com/_h_i_r_o_v_o_n_/
https://www.instagram.com/_h_i_r_o_s_e_/

〔アルスクモノイ ARSKUMONOI〕
神楽坂の古書店。アート・ファッション・写真集・デザイン・海外文学・詩・哲学・サブカル・紙もの等、見ごたえのある品揃え。カウンターでドリンクもいただけます。
東京都新宿区西五軒町10-1  03-6265-0849
(東西線・神楽坂駅、有楽町線・江戸川橋駅からアクセスできます。)
営業時間12:00〜20:00 定休日 月・火(最新の営業状況については公式情報をご覧くださいませ。)
Instagram:https://www.instagram.com/arskumonoi/
Twitter:https://twitter.com/arskumonoi
マップ・連絡先等:https://arskumonoi.net/

(※作品とカタログ写真の公開について、広瀬良二さんとアルスクモノイさんのご許可を得ています。)